「これって備蓄米ですか?」
「備蓄米だからこんなに安いんですか?」
最近店頭でこの質問を受けることがあります。
毎日のようにニュースでも備蓄米が店頭に並び始めた話題が出てますので皆さま気になりますよね。
当店のホームページを覗きに来てくださった皆さまも気になってるかなと思いますので、この場を借りて回答いたします。
Q.これって備蓄米ですか?
A.備蓄米ではございません。当店で販売しているお米は、すべてJA稲敷管内で栽培された令和6年産の単一原料米です。昨年の新米シーズンに管内の生産者さんから買い上げJA稲敷の専用倉庫で保管しているお米を、今年の新米シーズンまでできるだけ長く販売できるよう在庫量を見ながら精米して店頭に出しています。
Q.なんでこんなにお米が安いんですか?
価格は、昨年の新米が出た時から値上げも値下げもしておりません。専用倉庫にあるお米は昨年の新米時期に管内の生産者さんから買い上げたもので、ここ最近の品薄による価格相場の影響を受けないので、新米からずっと同じ価格で販売しています。昨年の新米時期は近隣の販売店さんとだいたい同じくらいの価格でしたが、近隣の販売店さんがどんどん値上がりした結果、相対的に当店の販売価格がお安くみえる。というだけのことです。
Q.在庫があるなら購入数制限せずもっと売ってください。
在庫はありますが、今まで当店でお米を買ったことがない方も今年はたくさん買いに来てくださっており、例年以上のペースで減っている(売れている)ため在庫量が少ないです。
仮に購入数制限を解除(とまではいかなくても今より緩く)した場合、即座に転売の標的となります。最近はメルカリやヤフオクやジモティなど、一般消費者の方も簡単に転売が出来る時代です。転売により価格は高騰します。
転売対策は2パターンあると考えます。
❶転売したら儲けが出ないくらい値上げして販売する。
❷自分で食べる分しか一度に買えないよう数量制限する。
当店は❷を選びました。
転売対策のために値上げしてしまったら、家で食べるために買ってくださるお客様が買いにくくなってしまいます。毎日のように食べるものだと思いますので、「値上げせず、食べる分だけ買ってもらい、無くなったらまた買いに来てもらう」スタイルにしました。
正直なところ多少値上げしても売れるとは思いますし、そのほうが当店の粗利も増えますし、さらに言えば数量制限などせずさっさと完売してしまえば今年の新米が出るまでお米の販売対応をしなくて済むので楽なのですが、「地域の安定した食を守る」という観点から自店舗のあるべき姿を考えると、やはり「今年の新米が出る頃までできる限り長い期間いつも同じ価格でお米を販売している」ことが大事だと思いますのでこのような販売方法を採用しております。
販売価格、購入数制限についてはお米ページにてご確認ください。
当店が一般販売の購入数制限を決めたもっと詳しい理由は2月14日に公式インスタグラムへ書きました。ありのままを書いているのでよろしければこちらもご一読ください。(投稿内の数量制限内容は現在と異なりますのでご了承ください)→2月14日のインスタ投稿